活動状況

情報通信経済法学研究会

主 査 :  林 秀弥 (名古屋大学)

幹 事 :  福田 雅樹 (大阪大学)

研究会主旨: 

情報通信分野においては、ネットワークのブロードバンド化、インターネットの普及、通信と放送の融合等を背景として、事業者間の競争及び紛争の状況が変化 しつつある。一般競争法及び事業規制法についても、このような変化に対応し得るよう、両者の競合・協働関係を含め、解釈論及び立法論の双方を深めることが 必要となってきている。本研究会は、情報通信分野における事業者間の競争及び紛争に関する今日的な諸問題に関し経済法学の見地からの研究を行うことを目的 とする。

2024年度 第1回情報通信経済法学研究会のお知らせ

日 時 :

2024年6月13日(木) 13:00~14:30

場 所 : オンライン(Zoomにより開催)

テーマ: 復活の米国2024年ネット中立性ルール

報告者: 佐々木勉((ポリシーリサーチユニット代表・総務省情報通信政策研究所特別研究員)

               林 秀弥(名古屋大学大学院法学研究科教授)
司会者: 林 秀弥
概 要:

  2024年4月25日、米国FCCは、「2017年インターネットの自由回復規則」を破棄し、「2015 年オープン・インターネット規則」を復活させる投票を行い、3対2で2024年ネット中立性ルールを採択した。2017年ルールについては、2019年7月、当学会において「その後のEUと米国のネット中立性政策」として発表したことから、2017年ルール以降の出来事を取り上げ、次いで今回採択の内容を紹介する。今回採択された提案文書は400頁近くの大部であるため、その中から、ネット中立性のルールに焦点をあてた概要となる。最後に、ネット中立性ルールの今後について、触れることにする。
発表項目
1.ネット中立性ルールの経緯
  (2019年Mozilla判決、2020年RIF差し戻し規則など)
2.2024年ネット中立性ルール
  (ブライトライン・ルール、一般行動ルール、妥当なネットワーク管理、透明性のルールなど)
3.今後のネット中立性ルール
     (「もしトラ」のケース、ネットワーク・スライシングなど)


主 催: 情報通信学会・情報通信経済法学研究会

参加費: 無料

申込方法:件名を「2024年度第1回情報通信学会情報通信経済法学研究会参加申込」とし、氏名、所属・役職及び電子メールアドレスを明記の上、次に掲げる申込先メールアドレス宛までお申込みください。お申込みいただいた方には、視聴用のURL等詳細を開催前日までにメールでおしらせいたします。

申込先メールアドレス kenkyukai@jsicr.jp