学会について

会長あいさつ

情報通信学会会長

駒澤大学メディア・スタディーズ学部 教授

川崎 賢一 (かわさき けんいち)

 このたび、2017年6月22日に開催されました理事会におきまして、互選により会長に選任されました。学会は、2018年には、創立35周年を迎えることになります。このような時期に2年間にわたり学会の運営を担うことに関しまして、きわめて光栄に感じますとともに、その責任の重さも痛感するところであります。
 今理事会は、公益財団法人となり3期目を迎えます。その運営も軌道に乗り始めたところであります。今回、2017年から19年にかけての2年の任期におきまして、16名の理事、11名の評議員、各2名の監事と事務局員によりまして、学会のさらなる発展のために努力を尽くしていく所存であります。もちろん、会員の皆様の、より一層のご支援、ご指導、ご鞭撻を賜りますように、心からお願いいたします。
 具体的には、三友前会長が進めてこられた、(1)若い研究者にとって魅力ある学会活動の活性化、(2)会員の拡充、(3)学会活動の国際化、(4)関連諸機関との連携および産官学連携の確立、(5)財政の健全化といった点は、引き続き努力しづける覚悟です。特に、今回は、学会の研究活動を国際的な方向にもっていくために、英文の単行本やジャーナルの刊行を模索していくつもりです。(なお、2,017年7月にはITS京都大会が開かれるなどしています。)また、学会活動の中核の一つである研究会活動のさらなる活発化も進めてまいります。
 学会のメインフィールドであります、情報通信産業は、近年ますますその重要性が増し、また、多くの隣接分野との連携や融合がみられます。ICT 産業は、スマホなどの個人レベルから、フィンテクなどの経済・経営分野などを経て、IOTやスマート化などの社会システム全体にかかわる、重要な機能を果たしております。もちろん、日本政府が取り組んでこられた、景気回復や地方創生において、情報通信産業の果たす役割は、さらに重大な役割を果たすようになってきております。つまり、ビッグデータなどのデータレベル、そして、様々な情報レベルから、実際に社会過程で実用化されている知識や知能のレベルに至るまで、情報通信産業の果たす役割がますます大きなものになってきているわけです。
 本学会では、これらの大きな変化・変容に直面して、文科系・社会科学系・理科系などをまたがって、変化に対応し、学問的な客観性を維持しつつ、客観的真理を探究し続けることが重大な使命と考えております。
 しかしながら、時代の要請、グローバル化への対応は待ったなしですので、様々な実践的な取り組みにも学会としてのサポートをするべきだとも考えております。例えば、様々な企業などの産業界との連携、様々なシンクタンクなどとの協力、地方政府ならびに中央政府の政策実現に対する貢献、そして、国際的あるいはグローバルな方向で学会の活動をさらに広げていく努力をしていく所存です。

 ということで、今までの30年以上にわたる学会の努力や先輩方の蓄積を大切にしつつ、学会員の皆様、中堅・若手の方々に、より一層のコミットメント・ご協力をいただき、ご一緒に学会のさらなる発展を目指してまいりたいと存じます。