活動状況

デジタル・エコシステム研究会

主 査 :  岡田朋之

幹 事 :  長谷川想、北村順生

研究会主旨: 

今日の社会がグローバルな諸課題(地球環境、格差、安全保障等々)にとり囲まれるなか、持続可能な発展を実現しうる社会の制度設計や政策立案に向けて、ICTの果たす役割について考える。くわえて関西地域が有史以来日本の政治や文化、産業の極としても大きな役割を果たし、また本学会の設立以後は情報通信研究の中核のひとつを担ってきた経緯を踏まえて、当地域の発展にICTがどう資するかも交えた議論の展開をめざす。

2021年度 第1回 デジタル・エコシステム研究会

日 時 : 

2021年9月2日(木)13:00~14:30

場 所: オンライン開催(Zoom使用)

テーマ: コンテンツツーリズムからメタ観光へ――ソーシャルメディア時代の観光を考える

講演者: 菊地 映輝 氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 研究員/講師)
概 要:

スマートフォンやソーシャルメディアの登場によって観光のあり方が大きく変化している。私たちは地球上のどこを観光していても、自国にいる家族や友人たちとSNSやメッセージングアプリを介したオンラインコミュニケーションを行うことができる。そうしたコミュニケーションのネタを作るために観光が行なわれる場合すらある。観光客の振る舞いが変われば、観光地のあり方も当然変化していく。巨額を投じて観光施設を整備するのではなく、少額でも良いからソーシャルメディア上で話題になる工夫をすることが求められつつある。
情報社会における観光現象を切り取るフレームワークとして、これまで日本国内ではコンテンツツーリズムが知られていた。しかし、これはコンテンツ作品の存在を前提とした観光の議論であり、コンテンツからコミュニケーションに主眼が置かれるようになった今日の観光のあり方を分析する際の道具としては不十分な側面もある。本報告では、ソーシャルメディア時代の観光を分析する道具として「メタ観光」という概念を紹介し、コンテンツツーリズムなどの既存の議論とどのように接続し、どのような差異があるのかを論じた上で、その可能性を提示する。

講演者プロフィール:
菊地映輝(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 研究員/講師)
1987年、北海道生まれ。博士(政策・メディア)。2017年、慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院研究員などを経て、2019年より現職。専門は文化社会学、情報社会論等。コンテンツツーリズム学会理事、一般社団法人メタ観光推進機構理事なども務める。現在は、情報社会における文化事象について都市とネットを横断する形で研究を行っている。

参加費 :無料(事前申込制)

申込方法 :件名を「2021年度第1回デジタル・エコシステム研究会参加申込」とし、氏名、所属、連絡先(電子メールアドレスまたは電話番号)を明記の上、下記メールアドレス宛までお申込ください。kenkyukai@jsicr.jp
お申込みいただいた方に、研究会参加についてのお知らせをお送りいたします。