活動状況

デジタル・エコシステム研究会

主 査 :  岡田朋之

幹 事 :  長谷川想、北村順生

研究会主旨: 

今日の社会がグローバルな諸課題(地球環境、格差、安全保障等々)にとり囲まれるなか、持続可能な発展を実現しうる社会の制度設計や政策立案に向けて、ICTの果たす役割について考える。くわえて関西地域が有史以来日本の政治や文化、産業の極としても大きな役割を果たし、また本学会の設立以後は情報通信研究の中核のひとつを担ってきた経緯を踏まえて、当地域の発展にICTがどう資するかも交えた議論の展開をめざす。

2020年度 第2回 デジタル・エコシステム研究会

日 時 : 

2021年3月10日(水)14:00~16:00

場 所: オンライン開催(Zoom使用)

テーマ: 「キャラ縁」の聖地~現実と仮想(虚構)を架橋する「キャラ」~

報告者: 谷村 要(大手前学園大手前大学メディア・芸術学部 准教授)

報告内容:

近年の「アニメ聖地」においては、アニメやマンガ作中において明示的に登場しないにもかかわらず「聖地」と化している地域がみられる。2020年に大ヒットした『鬼滅の刃』の聖地とされる場所(「鬼滅聖地」)はその代表例といえるが、本報告では、報告者が2016年以降に調査を進めてきた静岡県沼津市の事例をもとにその形成の過程を分析したい。
なお、分析にあたっては、伊藤剛がマンガ表現をとらえる際に用いた「キャラ」概念を援用する。伊藤のいう「キャラ」概念は「キャラクター」と区別されるもので、キャラクターを構成する特徴のある要素を意味する。この「キャラ」の存在感をファンが深く読み込むことによって、キャラクターの二次創作がなされることを伊藤は指摘したが、「聖地巡礼」も、ファンが作品の構成要素を読み込むことで「聖地」を見出している様子がうかがえる。現実の場と作品世界がどのように結び付けられているか。地域の活性化への実践やファンの「読み」によってつくられる「キャラ縁」の聖地の実態と今後について議論したい。

参加費 :無料(事前申込制)

申込方法 :件名を「2020年度第2回デジタル・エコシステム研究会参加申込」とし、氏名、所属、連絡先(電子メールアドレスまたは電話番号)を明記の上、下記メールアドレス宛までお申込ください。kenkyukai@jsicr.jp
お申込みいただいた方に、研究会参加についてのお知らせをお送りいたします。