活動状況
2022年度春季(第46回)情報通信学会大会
研究会報告・特別報告
研究会報告
研究会 発表タイトル | 発表者 |
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<情報行動研究会> コロナ禍2年での行動変化と「うわさ」接触の分析 |
■報告者
■概要 |
<情報社会研究会> 障害者や高齢者が自立した生活を送るための情報アクセシビリティの必要性 |
■報告者 ■概要 |
<地域5G研究会> スマホ向け5Gの利用者動向-日本・韓国・中国の国際比較- |
■報告者
■コメンテータ |
<モバイルコミュニケーション研究会> |
■報告1 セカンドオフライン社会における時間と場所の感覚変容 報告者:富田英典(関西大学) 報告概要:モバイル通信技術の発達により日本社会はサイバー空間とフィジカル空間が融合したSociety 5.0へ移行しつつある。本研究ではそのような社会をセカンドオフライン社会と呼んできた。本研究ではそこで生まれる時間と場所の感覚変容を考察する。この感覚変容はモバイル通信機器の持つ同期と複製の機能により異なる時間と場所が重なることによって発生する。本報告では、Scott W. CampbellのSocialityとSpatiality、Jordan Frith らのSpatial Enhancementなどの概念、富田らのSecond Offline概念、Time travelアプリの事例などを手掛かりに時間と場所の感覚変容について考察する。 ■報告2 国際博覧会とモバイルメディア——公式モバイルアプリの変遷からの考察 報告者:岡田朋之(関西大学) 報告概要:国際博覧会(万博)は、1876年フィラデルフィア万博におけるグラハム・ベルの電話の公開や、1889年パリ万博でのエジソンの改良型蓄音機の発表などに代表されるように、長らく新しいメディアの発明品を披露する場となってきた。モバイルメディアに関しては、1970年大阪万博で当時の電電公社が電気通信館で公開した「ワイヤレステレホン」がその初舞台として一般には知られるところである。本報告では、モバイルメディアをはじめとするICT(Information Communication Technology)の発展とともに変容を遂げる万博の現状を、情報交流プラットフォームの変化と位置づけ、2012年麗水万博(韓国)に始まり、直近で開催されたドバイ万博(アラブ首長国連邦、2021〜22年)に至る万博公式アプリの変遷を軸に考察していく。 ■報告3 メタバース時代のリアルの諸相 報告者:吉田達(東京経済大学) 報告概要:2020年来のコロナ禍が私たちに遠隔授業やテレワークを強要し、生活空間に「公」と「私」が重畳する状況を作り出してきたことは、情報環境による現実の拡張に対する一般的な認識に少なからぬ影響と変容をもたらした。家庭の中に職場や教室などが侵食してきたことに伴う混乱やVR系コミュニケーションのビジネス空間への適応試行といった諸状況は、セカンドオフラインや2020年代の「仮想」と「現実」などを考える格好の素材になる。本報告では、メタバースへの「再」注目に代表される2022年上四半期前後でのバーチャル空間に関する話題を軸に、富田らが2022年3月に刊行した『セカンドオフラインの世界』(恒星社厚生閣)の第6章「電子情報が拡張するモノ」での論考を、追加整理・展開する。 ■司会 小笠原盛浩(東洋大学) |
特別報告
報告タイトル | 報告者 |
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<特別報告> 統計からみた我が国のICTの現状
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総務省 情報流通行政局 情報通信政策課 情報通信経済室 |