活動状況

モバイルコミュニケーション研究会

主 査 :  藤本 憲一 

幹 事 :  富田 英典・岡田 朋之

研究会主旨: 

情報通信分野におけるモバイルメディアの普及は現代人の社会生活全般に大きな変化を与えつつある。本研究会では、このようなモバイルメディアに焦点を合わせ、今日の情報通信社会におけるコミュニケーションの変化、メディア文化の変容等について研究する。

2023年度 第1回モバイルコミュニケーション研究会のお知らせ

テーマ:「位置情報データからみえる『移動と幸せ』の関係」
日 時:2023年 5月28日(日) 16:30~18:30
場 所:オンライン開催
           (Zoom URL)https://kansai-u-ac-jp.zoom.us/j/97812115900 
     ※なお、入室の際には、氏名の後にご所属を表示してください。
登壇者:伊藤耕太(博報堂生活総合研究所)
討論者:松田美佐(中央大学)
司会者:富田英典(関西大学)
概 要:
博報堂生活総合研究所では、携帯電話の位置情報データと意識調査を組み合わせた研究の試みとして、生活者の「移動」と「意識」の間にどのような関係があるかを探りました。
東京都在住者から抽出した1,314人の生活者から許諾を得て位置情報の取得と定量調査を実施、主観的幸福度をはじめとした意識を聴取し、統合的に分析したものです。その結果、滞在が短い時間でも「訪問エリア数」が多い生活者は、幸福度が高い傾向がみられました。一方で頻繁に長時間滞在するような「いきつけエリア数」は、幸福度との関連性は強くありませんでした。この研究から、多様な場所で新しい出会いの機会を得ている生活者の幸福度が高い可能性が示唆されました。本研究会ではビッグデータを用いた生活者研究の可能性や課題、データ可視化の手法などについて議論できればと思います。

参加費:無料
申込方法:事前申込不要